ヴィーガンで再現!SDGsウェディングケーキ作成を採択5周年イベントでプロデュース

ヴィーガンで再現!SDGsウェディングケーキ作成を採択5周年イベントでプロデュース

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2016年9月25日、国連総会で持続可能な開発目標(SDGs)が採択され、SDGs市民社会ネットワークによる採択5周年のイベントが開かれました。

 

Vege for peace(ベジフォーピース)はヴィーガンパティシエチームを結成し、食糧学院の栄養士科の学生さんとコラボしてSDGsウェディングケーキモデルをヴィーガンケーキで再現しました。

 

プレスリリースはこちらから

ウェディングケーキモデルとは「SDGsの概念」を表す構造モデルをスウェーデンの首都・ストックホルムにあるレジリエンス研究所の所長がウェディングケーキになぞらえて考案したのが「SDGsウェディングケーキモデル」です。

全17目標を大きく3つの階層「経済圏」「社会圏」「生物圏」に分け、すべてのゴールが密接に関わっていることを表現したものです。

 

「SDGsの課題解決目標に食の問題は密接に関わっており、中でもヴィーガンはその課題解決に向けての大きな鍵になることをもっと多くの方に知って欲しい」

という想いをお伺いし、今回のコラボの実現に至りました。

SDGs市民社会ネットワーク長嶋さんによるケーキ作成の経緯についてはこちらから

今回のパティシエチームは、


ヴィーガンスイーツ界の巨匠、Tidanefaひらたまさこ先生(写真右)

ヴィーガン・グルテンフリーケーキ関東取り揃えNo1、神戸珈琲物語斉藤パティシエ(写真中央)

ヴィーガンアイシングマスターmaru sweets脇坂良見先生(写真左)

そして、ヴィーガン初挑戦の、学校法人食糧学院の栄養士科の学生さん達(写真左から2、3、4人目)。SDGsを知らなかったところから、「やってみたい」と立候補した皆さんです。

 

そして、Vege for peace(ベジフォーピース)主宰の岩田絵弥曄(いわたえみか)と西田留弥(にしだるみ)も作成のお手伝いです。

 

参加することで、ヴィーガンや環境問題に対する理解も深まったようです。

学院の先生方も新しい取り組みとして積極的に協力をしてくださいました。

 

一つ一つ丁寧にナッペします。

学生さんにもナッペを体験してもらいました。

どんな色がいいかな?!

みんなで考えながらパウダーを足して色を見ていきます。

 

今回のヴィーガンケーキは、協賛である、千葉・石井青果さんのフードロスになる野菜からできた野菜パウダーや、

フィリピンにおいてのSDGsの課題解決に取り組むココウェルさんにココナッツオイルを使用した、食から地球に対してのアクションを考えた食材を使っています。

 

作成当日はココウェルの高橋さん(写真)や石井青果の石井さんから食材について説明していただき、SDGsの目標12番「つかう責任・つくる責任」を考えながらお話を伺いました。

画面の向こうの石井さんのフードロスのお話にみなさん興味深々です!

 

休憩タイムにはみんなで池尻大橋にあるBeyond Veg(ビヨンドベジ)のオーガニック・ヴィーガンランチを食べました。

みんな車麩のヴィーガンバーガーの美味しさにびっくり!ビヨンドベジの皆さん、ありがとうございました!

 

今回のケーキのカラフルな色は白砂糖や合成着色料などを使わずに、すべて天然の食べ物の色、野菜や海藻などからできています。

あのウェディングケーキモデルを実際にケーキにする?!話を聞いた時は想像ができませんでしたが、やらないという選択肢は頭の中になく、それはパティシエの皆さんも同じでした。

このイベントに向け、何度も打ち合わせをしイメージを固め、先生方は試作を繰り返し、SDGsの17目標のイメージカラーに合ったクッキーとケーキのピースを仕上げ組み立てました。味にももちろん拘りました。

 

 

イベント当日はケーキを運び、会場で組み立て。

新宿三丁目にあるSDGsをテーマにした新宿ダイアログで行われました。

 

脇坂先生によるヴィーガン・グルテンフリーのアイシングクッキー。白砂糖も不使用でてんさい糖でこの自然な色味を出しています。

SDGsの番号とピクトグラムをそれぞれ丁寧かつ細やかにアイシングで表現しました。

1番の「貧困をなくそう」のピクトグラムが一番大変だったそうです。たしかに大変そう!

当日の組み立てはメディアの取材も入る中、急ピッチで行われ、真剣勝負でした!

こちらが完成したヴィーガン・SDGsウェディングケーキです。

"自分の体・心にやさしく、地球にもやさしい食事・ヴィーガン "を形に表したような素晴らしい作品になりました。

 

更に、ケーキにするだけでなく、日本で取り組みが不十分と言われている5つのゴールをまず抜き出し、日本の現状を表しながら、のちに課題解決が完成される様をイメージした映像作品を発表しました。

 

スペシャルムービーはこちらから

 

イベントで発表し撮影後、参加者及び制作者・協力者と共にケーキを試食しましたが、もちろん好評!

アーモンドミルクのヴィーガンクリームも気に入っておかわりする方もいるほどでした。

SDGs市民社会ネットワークの長島さん(写真中央と)

最後にSDGs市民社会ネットワークの皆様、参加者の皆様と

 

ヴィーガンの食事なら、今日からできるSDGsアクションが誰だってできますよ!

いろいろな人と垣根を越えて繋がり、これからも人と地球にやさしいヴィーガンを知ってもらう活動を広げていきたいですね。

 

今回ご協力いただいた皆様

  • 株式会社ココウェル:2004年にココナッツ専門店として設立した「ココウェル」は、人と地球に優しいココナッツの無限の可能性を追い求め、その価値を最大限に活かしたこだわりの製品をお届けしています。また製品を通じて農家をはじめとする生産者を支えフィリピンの貧困問題の解決に継続的に取り組んでいます。
  • (有) 石井青果 ナチュLABO:千葉県いすみ市で青果の卸販売をしています。長年、生産者様の畑や市場をみてきましたが、世の中が変化する中でも廃棄ロスは増える一方。そこで日本初の八百屋が大きさ・色・形が少し悪いだけで規格外として廃棄処分される野菜や果物たちを救済するために新規事業 “ナチュLABO” を開始。新しい青果の一次加工工場をつくり、廃棄ロス食材や地域資源を余すことなく活用してパウダー・ジュース・ピューレ・ドライフルーツに加工し付加価値をつけて販売します。 全国のいろいろな業種の皆様に活用していただき一緒にフードロス削減に取り組みたいと思います。
  • ひらたまさこ(ケーキ制作):TiDANEFA(ティーダヌファ)主宰。正統派のフランス菓子を学んだ後、マクロビオティックに転向。ヴィーガン、グルテンフリースイーツの商品開発・技術指導・教室運営をメインに、食のバリアフリー化に貢献すべく活動中。製菓専門学校での食物アレルギーに関する教育経験もあり、外部での講座も多数。理論的な技術指導が好評。複数コンクール受賞歴あり。リッツ・エスコフィエ・パリ料理学校パティスリー・ディプロム取得クシ・マクロビオティックスクール レベルⅠ修了シンプル・モダン・ナチュレ、グレイスフルスイーツにてマクロビオティックスイーツの基礎を習得。
  • 斎藤 裕樹(ケーキ制作):神戸珈琲物語青葉台東急スクエア店パティシエ。製菓専門学校卒業後、都内・神奈川のパティスリー・ホテルに勤務。家族の病気をきっかけにヴィーガン・グルテンフリーに関心を持ちTiDANEFAにてビーガンスイーツを学ぶ。今までのパティシエ経験を活かし、季節に応じたヴィーガン、グルテンフリースイーツを展開中。
  • MARU(わきさかよしみ)(アイシングクッキー制作):maru-sweets主宰。主宰。OLをしながら独学で洋菓子を勉強、各スクールで学んだ後、アレルギーをお持ちのお子様にも可愛いお菓子を楽しんで欲しいと、パティシエ岡田春生氏よりチャヤマクロビオテックスイーツを学び、アイシングクッキー Sugar Sugarディプロマ取得後、独自で『米粉の甜菜糖ビーンズアイシングクッキー』を開発。T.sweets.Labo(米粉、糀甘酒、塩麹使用の工房)に勤務しながら、米粉のお菓子、アイシングクッキーの教室運営。
  • Vege for peace:「#おいしいヴィーガンを未来につなぐプロジェクト」として、人々の健康的な生活を育み、地球環境にやさしい食事として、ヴィーガンの普及に努めている。ヴィーガンの専門家らと連携したweb発信、商品開発アドバイス、イベント企画などを手掛ける。
  • 学校法人食糧学院:  高杉花奈(管理栄養士科3年)坂部史織(栄養士科2年)中静隆(栄養士科2年)創立81年を迎えた食糧学院は、36,000名を超える卒業生を輩出。「食と健康と美の未来を担うスペシャリストの養成校」として栄養、食育、医療、福祉、調理、製菓、製パンの分野で社会に貢献できる人材を育成しています。東京栄養食糧専門学校(世田谷区池尻)には3学科7コース、管理栄養士・栄養士養成に加え「食のバリアフリー」をテーマに学ぶ健康スイーツ科を新設。東京調理製菓専門学校(新宿区西新宿)は4学科4コースを設置。各校とも食に関わる研究や企業とのコラボ商品の開発、グローバルな国際交流にも積極的に取り組んでいます。

 

 

 

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